熊本県勢初となる準優勝という快挙。
でかくなったな、大智。
小学生の頃は、ボールを愛し、ボールに愛された選手だった。
彼にサッカーを教えることはあまりできなかったかもしれないけれど、一緒に過ごした日々は今でも鮮明に思い出せる。
能力も素晴らしかったが、努力も怠らず、驕らない性格でみんなを引っ張ってくれていた。
そこは今でも変わっていないんだろうな。
決勝で見せたプレーに満足いかない部分もあるだろうけれど、それでもキャプテンとして戦い抜いた姿勢は立派だった。
上には上がいる厳しい世界だ。
特に青森山田の選手は強烈だった。
テクニックの部分は大智も全く引けを取っていなかったが、フィジカル的に差を見せつけられた形となった。
育成年代は成長期に当たるので、どうしてもフィジカルという壁にぶつかる選手は多い。
しかもフィジカルの壁は、結構心をえぐってくる。
ただそこを、らしい色でらしい形で埋めていく作業が、自分をひと皮もふた皮もむけた存在へと変えてくれるんじゃないかな。
天草という孤立した場所から進むための道を照らしてくれた功績は大きいぞ。
三年間お疲れ様。
今回観に行けなかった分は、プロになった時のために取っておこうかな〜。