ロアッソフェスティバル


週末はロアッソフェスティバルに参加させてもらった。

絶好のサッカー日和の2日間、今年は天草での開催。

県内からはもちろん、県外チームも来られて、2日間で幸いにもすべての県外チームと対戦することができた。





2日間のテーマは「個人戦術、個人技術の向上」。


個人戦術は特にオフザボール(ボールを持っていないときにどういうポジションを取るか)、個人技術は派手なプレーではなく、「止める、蹴る、運ぶ」の質の部分。


ボールを受けた時の一連のプレーは、「認知(相手、味方、スペース等を観る)→判断(どういうプレーを選択するか)→実行(選択したプレーを正確におこなう)」のサイクルでおこなわれる。

今週のTRは特に「認知」の部分を重視し、週末でどれほど改善がみられるかが楽しみだった。




結果としてロアッソに敗れ、アンジョイにもPK負けを喫し、4位という成績で終わったが、テーマであった「個人戦術、個人技術」の部分には大きな改善が見られた選手もいる。


「個人戦術、個人技術」この基準が高くやれている選手は、それにプラスして自分の身体的な特徴(足が速い、体が強い)や武器(ドリブル、シュート)などを発揮し、良いプレーがたくさん見られた。

逆に、基準が低い選手は、時々いいプレーをしても、再現性がなくそれを継続できなかったり、チャンスをものにできない、ピンチを招くといったことになってしまったりしていたように思う。





常々、「良い選手は速い選手」と言っている。


当然、足の速さのことじゃない。

認知・判断のスピード、ポジションを修正するスピード、ボールを止めてから次のプレーに移るまでのスピード、体の向きを整えるスピード、パススピード、攻守の切り替えのスピード・・・


ここらへんがトップレベルとの一番の差だと感じた。



例えば、ロアッソのエースは強烈なスピードだったけど、それでやられたのを「自分の足が遅かったから」と捉えるのはダメ。


読み、予測、駆け引きといった部分で勝負できる余地はあったはず。

そこが足りなかったからやられたと捉えきれば先につながる。





「個人戦術、個人技術」でいうと、ある程度やれているのが2人、まあまあなのが2人、物足りないのが5人って感じ。


今書いてみて思ったけど、半分以上が物足りないので、そりゃ勝てないはずだ(笑)

逆に伸びしろだと思おうかな。






2日間のチームの課題としては、ハイプレスの相手の時にボールを前進させられないことと、そうでない相手の時にボールを前進させることはできてもゴールまでなかなか直結させられないことの2つかな。

それがはっきりと分かったこと、トップレベルをこの時期に身をもって肌で感じられたこと、これだけでも2日間の意義は大きかった。



ポジティブなことは、主導権を少しずつ握れるようになってきたこと。






全日の組合せも決まり、いよいよ緊張感が増してくる時期に突入した。



個々のコンディションを整えながらも、まだまだ3週間で大きく改善できるはず。

まずは平日のTRを全員で質の高いものにしなきゃな。





ロアッソの皆さん、対戦相手の皆さん、2日間ありがとうございました。


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