先週土曜日からいよいよ全日本少年サッカー大会が開催された。
昨年もそうだったが、今年も競技力シードとして1週間遅れで今週末から臨むことになる。
シードというと聞こえはよく、学童の時に選手の頑張りで勝ち取ったものなのでとても価値があるものだと思うが、1週間遅れで参戦するデメリットもなかなかのもの。
昨年も初日で敗退してしまったし・・・。
土曜日は長崎で国見にお世話になり、日曜日はアロマでレタドールにお世話になった。
全日前は県内のチーム同士でやるメリットはあまりない中、2日間でありがたいことに多くの県外チームと対戦させてもらった。
内容的に、ボールを動かし、主導権を握れるゲームが多くなってきたのは良いことだが、1点の重みをもっと感じなければいけないな。
昨年の全日もそうだったが、攻めている時間帯に得点できず、ペースダウンしてきたら相手に流れが渡り失点してしまう。
そういうゲームにしてはいけない。
ボールを動かし、こちらの狙い通りにゴールを決めて勝利する、内容でも結果でも相手を上回る。
それはとても達成感、満足感を感じるし、気持ちいいものなんだけど、だからといって2個進めるってわけでもない。
戦術的・技術的に課題だらけで、泥臭さと根性だけでなんとか勝利した試合であっても、1個ずつしか勝ち上がれないのに違いはない。
学童の時を思い返してみると、マリーゴールド戦、F/ASFIDA戦、エンフレンテ戦、フォルテ戦と勝利したほぼすべての試合で、内容はまだまだだけど、なんとか勝てたね~って感じだった。
「なんとか勝てたね~」の「なんとか」に詰まっている部分が、サッカーにおいてとても大切なものだと思う。
粘り強く、泥臭く、勝ちたいという気持ちを強く持って、と、言葉にするのは簡単だけど、それを実際に公式戦のピッチで表現するのは難しい。
でも、今年のメンバーならば、学童から「変わらないもの」と「変わったもの」の両方を良い意味で表現してくれるんじゃないかと期待している。
良い選手を多く擁しているチームであっても、人数がギリギリなチームであっても、勝ちたいという気持ちは同じだし、それぞれのクラブのプライドをぶつけ合うのが公式戦だと思っている。
そういう場にガチガチに緊張して臨んだって、場にのまれて終わってしまうし、何よりもったいない。
公式戦は本当に一戦一戦成長させてくれる。
学童であそこまで勝ち進んで得たものは大きかったはず。
新人戦でベスト16入りを目標にしていたチームが、ほぼ1年後にここまでなるんだっていう姿を見せなきゃいけんね~。
あと3日。
まずは良いコンディションで臨めるよう、緊張感を持って過ごしてほしい。